今回は失業しハローワーク、職業訓練へ参加した際の話を振り返ってみようと思います。
これから自分と同じように異業種から未経験でIT業界へ転職しようと思っているかたにとって、少しでもご参考になれば幸いです。
前回のお話はこちらです。
異業種から30歳未経験でIT業界へ転職した話~その①
ハローワークにて
失業保険の手続きを行うためハローワークに行きました。
初めてのハローワーク。
当たり前ですが自分と同じように求職者の方がたくさんいて正直何とも言えない重たい空気感を感じました。
一通りの事務手続き完了後にハローワーク内を散策していたところ、「職業訓練」のパンフレットを見つけました。
簿記やプログラミング、webデザインなど様々なコースがあり失業保険をもらいながら受講できるとのこと。
特にやりたいことが決まっていなかった自分ですが、何となく手に職をつけたいと思っていたのでまさにぴったりでした。
いくつかコースがあったのですが、IT関連だと仕事に就けた場合
- 給料よさそう
- 全国どこでも仕事がありそう
- 土日、祝日休めそう
という、これまたかなり安易なイメージでプログラミングコースを受講しようと思いました。
前職や今までの仕事でパソコン作業自体あまり経験がなかったのですが、職業訓練で実際に体験してみて全然無理そうなら別の仕事を探してみようとそのくらいの気持ちで決めました。
職業訓練の受講についてはハローワークの担当者に申し込みをする形でした。
自分:「プログラミングの職業訓練を受講したいです」
担当者:「今までIT業界で働いた経験もしくは今までの仕事でパソコンを使うような仕事をしたことはありますか?」
自分:「どちらもないです。」
担当者:「職業訓練を受講しても30歳、未経験だとIT業界への就職は難しいと思いますよ」
自分:「。。。。」
ちなみにこの担当者の方は年配の男性でハローワークで働く前は長くIT業界で働いていたとのことでした。
担当者の方の言い分も理解できるのですが、いきなり否定から入られるとなかなかきついものがありました。
担当者の方は渋々という感じでしたが、結果的には職業訓練の申し込みをさせて頂きました。
職業訓練の各コースには定員がありました。
そのため応募が定員を超えた場合は選考が行われ場合によっては受講できないこともあるようです。
申し込みの際は専用の用紙に志望動機など記入し送付。選考の結果、無事合格(?)し晴れて職業訓練を受講することができました。
職業訓練に参加
職業訓練は情報処理系の専門学校にて行われました。
期間は3カ月。
参加者は約30人くらいでした。40代や50代の方も少なくなく、様々な方が受講していました。
(ハローワークの担当者が渋っていた理由はいったい…)
自分が参加した職業訓練は「Java」というプログラミング言語を中心にデータベースやHTMLなどを学ぶ形の内容でした。
訓練は学校のように朝から夕方まで授業がいくつかのコマに分かれており、用意されたパソコンを使用して学んでいくという形式でした。
この歳でまた学生のような生活を過ごす形となり、なかなか新鮮な体験でした。
プログラミング自体初めてだったので、授業についていくのは大変でした。
それでもわからないところを自宅に帰ってから調べたりして、理解できたときなどはとても嬉しかった記憶があります。
そんなこんなで、職業訓練の3カ月はあっという間に過ぎていきました。
職業訓練の最後には実際にいくつかの企業を招いて、就職のための会社説明会のようなイベントもありました。
そして、自分はその会社説明会にきていたうちの1社に就職する形になりました。
その③へ続く。。。
異業種から30歳未経験でIT業界へ転職した話~その③